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論理学上級番外編:完全性定理/カリー・ハワード対応
- 講師:矢田部俊介
- 日時:2017年2月18日(日)10時30分〜17時半
- 場所:文学部第5講義室
- テーマ:
- (10:30-12:00)古典述語論理の完全性定理
- (13:00-15:00)カリー・ハワード対応:証明と計算
- (15:30-17:30)証明のデータ型としての命題観
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カリー・ハワード対応と直観主義論理の意味論入門
論理学上級I「無限の概念分析」
- 講師:矢田部俊介
- 日時:2017年2月10日(土)、2月11日(日)10時30分〜17時半
- 場所:京都大学文学部第9講義室(総合研究2号館 南側地下1階)
- テーマ:無限の概念分析、無限の科学
- 要旨
「数学は無限の科学である」とよく言われるとおり、無限概念は、数学で頻出する。もちろん無限概念は哲学や情報科学でも不可欠な概念である。
一方で、 無限は、直感的に当たり前の前提が逆説的な帰結を招く、大変危険な分野でもある。この概念を分析するための、学問分野は「集合論」である。集合論では無限という概念を、論理学の手法を用いて、つまり 記号的に無限概念をシミュレートする方法で研究する。このとき、定式化によって無限概念は異なった姿を見せる。この授業では,古典論理上の公理的集合論ZFC、型理論、非古典論理上の素朴集合論といったよく知られた形式体系たちが、どのような基本アイディアに基づいた理論であり、どのようなトピックが研究されているかを紹介する。
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